歯磨きを嫌がる子供への対応で、毎晩てんやわんやしていませんか?
夕食の片付け、お風呂ねんねの準備までしたのに、歯磨きでギャン泣き、イヤイヤ、断固として口を開けてくれない…
心が折れてしまいそうになりますね。
私も、2歳の息子が歯磨きを嫌がる姿に落ち込んだり、上手に歯磨きできていなくて大丈夫なのかな?と不安になりました。
この記事は、
- 嫌がらずに歯磨きをする方法を知りたい方
- 歯磨きに使えるグッズを知りたい方
- 歯磨きをしないとどんなことが起こるか不安な方
にむけて解決策をご紹介します。
私も手探りで実践してきましたが、2歳になる息子はなんとか歯ブラシを受け入れてくれるようになりました。
記事を読み終えて、ご家庭に取り入れてもらえたら嬉しいです。
Contents
歯磨きを嫌がる理由
歯磨きを嫌がる理由は、お子さんによって様々だと思います。
一般的には次のように言われることが多いですね。
- 歯ブラシの感触がいや
- 痛みを感じる
- パパママに覗き込まれるのが怖い
また、パパママも歯みがきをうまくできないイライラや、やらなければならないプレッシャーを感じてしまっていますよね。
この記事では、パパママが少しでも楽になれるような対策を提案していきます。
歯磨きを嫌がっても磨かなければならない理由
そもそも、なぜ歯磨きが必要なのでしょうか。
歯を磨かないとどうなるの?
歯を磨かないと虫歯になってしまう、のはなんとなく理解していますが、なぜ虫歯が発生するのでしょうか。
歯科医によると、
虫歯は、「虫歯菌(ミュータンス菌)」が「糖(飲食後の汚れ)」を分解したときに排出する「酸」によってエナメル質が溶かされてしまうため、発生する
と言われています。
歯を磨かないと、飲食後の汚れが付着したまま、口腔内が酸性の状態で長く続いてしまうため、エナメル質が溶けてしまって虫歯になりやすくなってしまう、ということなんですね。
乳歯時代の虫歯菌は永久歯にも影響する
乳歯が虫歯になると、口内の虫歯菌が多い状態となり、あとから生えてくる永久歯も虫歯になりやすい環境にさらされます。
また、虫歯の処置で乳歯を抜いてしまうと、永久歯の歯並びが悪くなることも考えられます。
生え変わりの時期以外に乳歯が抜けてしまうと、あいた隙間に他の歯が寄ってきて、永久歯が生えるスペースを埋めてしまいます。
そのため、永久歯が生えるときには十分なスペースがとれず、歯並びが悪くなってしまうんです。
歯磨きは生活習慣 継続して身につけよう
歯磨きを嫌がるお子さんには、まず歯を磨くという習慣をつけられるように歯磨きを継続することから始めましょう。
大切なのは歯磨きを嫌いにならないこと
歯磨きは当たり前に行うことだと感じてもらうのが大事だと思います。
歯磨き嫌いのままだと、成長しても歯磨きを習慣にできず、ひとりでも磨くことができないままになってしまいます。
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歯磨きを嫌がる子供への対応方法 【2歳までにやったこと】
継続しなければいけないことはわかっているけれど、なかなかうまく磨けずイライラするのが本音。
歯磨き嫌いの息子へ、我が家で2歳までに実践した方法です。
- 甘いものを控える
- パパママがお手本をみせる・パパママの歯を磨く
- 歯磨きの歌を聴いてみる、動画を見せる
- 歯磨きの絵本を読んでみる
- 鏡を見ながら歯磨きをする
- ごろんではなく座って歯磨き
- 柔らかい歯ブラシを使う
- 定期検診をうける
甘い飲みものを控える
手っ取り早く簡単な方法です。
甘い飲み物には、歯のエナメル質を溶かす酸性の性質を持っているものがあります。
寝る前は飲まない、お茶や水を増やすなどして少しでも口内を虫歯になりにくい状態に保つのもポイントです。
もしも歯磨きが思うようにできなくても、「甘いものを控えている」と心が軽くなり…ませんか?
種類(1本あたりの量) | pH |
乳酸菌飲料(65ml) | 4.3 |
乳幼児用イオン飲料(500ml) | 4.1 |
スポーツ飲料(500ml) | 3.5 |
果汁100%飲料(100ml) | 3.4 |
炭酸飲料(500ml) | 2.7 |
パパママがお手本をみせる・パパママの歯を磨く
子育て中は、大人の歯磨きすら後回しになりがちですよね。
お子さんに見せがてら、ついでに歯磨きしちゃいましょう!
「○○くんがやらないなら、ママだけはみがきしちゃうよ~」と声をかけて少し大げさに磨いています。
また、大人の歯磨きをお子さんに手伝ってもらうのもおすすめです。
お口の中がどうなっているのか見れますし、歯ブラシをいれても痛くないよ、というアピールもできます。
喉におしこまれないよう充分注意して行ってくださいね。
歯磨きの歌を聴いてみる、動画を見せる
おかあさんといっしょの「はみがきじょうずかな」のコーナーを一緒に見ています。
VTRを見ながら、お兄ちゃんお姉ちゃん歯磨きしているね、じょうずだね、と声をかけています。
歯磨き中も、この歌を歌いだすと、歌に集中してくれて一瞬動きが止まるので、その隙をついてパパっと終わらせてしまいます。
お歌は、お子さんの好きな歌ならどんなものでもいいと思います。
歯磨きの絵本を読んでみる
1歳半を過ぎたころから絵本が大好きになってきたので、息子の大好きな電車と歯磨きが一緒になった絵本を購入してみました。
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!
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かわいい歯ブラシが「はみがきれっしゃ」になって、たっくんのお口の中をしゅっしゅっと進んでいきます。
あーーーん!とたっくんが大きく開けた口の中に、しゅっぱつしんこう!とはみがきれっしゃが進んでいくシーンがお気に入りです。
これを読んでから歯磨きを始めると、長い時間お口を開けていてくれる気がします。
\他にもいろいろ はみがきの絵本/
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鏡を見ながら歯磨きをする
歯磨きを始めたばかりのころ取り入れていました。
手鏡に息子の顔を映しながら歯ブラシを近づけて、歯ブラシをお口に入れているよ、こんな風に動いているよ、と見せていました。
歯磨き中に何をされるのかわからず不安なだけかもしれないので、鏡で見せながらだと安心してもらえるかもしれません。
鏡に夢中になって隙ができるのもかなりメリットです。
ごろんではなく座って歯磨き
仰向けで手足を押さえつけてブラッシングするのは、かなり大変だと思います。
我が家はそもそも、仰向けに寝る事をとても嫌がったので、スタートラインにすら立てませんでした。
そのため、お膝に座らせるか、向かい合って座って、口の中をのぞき込むように歯磨きするようになりました。
寝転がるのがいや!を回避できるようなったので、ひとまず磨くことに集中できます。
歯医者さんからも、やりやすお態勢でいいいですよ、とアドバイスいただきました。
使いやすい歯ブラシを探す
キャラクター柄のもの、色がカラフルなもの、何本か使ってきましたが、大人目線で歯磨きに役に立った歯ブラシはこちらです。
和光堂 にこピカベビー歯ブラシ仕上げみがき用
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360度磨けるようなブラシはないのかなあと考えていたところ、こちらの歯ブラシを見つけました。
極細毛でドーナツ型に360度覆われているので、プラスチックの部分が口内でぶつかりません。
毛の硬さも、子供用歯ブラシの何本かと比べても格段に柔らかいので、お口に入れても痛くないようです。
ブラッシングすれば、上下の歯が一緒に磨けて気持ちが楽になります。
定期検診をうける
自宅の歯磨きがあっているのか不安な場合、歯医者さんを定期的に受診するのがおすすめです。
フッ素を塗ってもらう、口腔内のチェック、歯磨き指導などです。
完璧な歯磨きとはほど遠い我が家ですが、今のところ口腔内に異常は見られません。
お口の中は大丈夫なのかな、と不安なまま過ごすより、定期的にプロにチェックしてもらえると安心ですよ。
歯磨きを嫌がる子供への対応方法まとめ
この記事は、歯磨きの重要性と歯磨きを嫌がる子供への対応方法をまとめました。
歯磨きの重要性について
- 大人になっても歯並びの悪さや虫歯の原因になる
- 継続できる習慣を身につけることが大事子
歯磨きを嫌がる子供への対応方法
- 甘いものを控える
- パパママがお手本をみせる・パパママの歯を磨く
- 歯磨きの歌を聴いてみる、動画を見せる
- 歯磨きの絵本を読んでみる
- 鏡を見ながら歯磨きをする
- ごろんではなく座って歯磨き
- 柔らかい歯ブラシを使う
- 定期検診をうける
我が家では、イヤイヤでまったく口を開けてくれない状態から、なんとか歯ブラシを受け入れてブラッシングさせてくれるところまで進むことができました。
歯磨き嫌いはきっと改善できるので、ぜひ簡単なものからご家庭で取り入れてみてくださいね。